じんせいはたからばこ

シンプリスト。大好きなものに囲まれた、宝箱のような人生を送りたいと思っています。

気づけばモノにあふれている。

机、本、洋服、調理器具、ガジェット、雑誌、バッグ、食料品、お菓子、、、、

明らかに消費しきれないだけのものが、この部屋に溢れている。

愛したものだけを、愛したいと思った。

人を愛するのはある意味でわがままだけど、物はそうじゃない。

手元にのこったわずかばかりのアイテムたちだけを、精いっぱい愛そう。

文章を書くことについて。
生まれてからずっと、文章を書くのが苦手だった。
物心ついたときには海外にいた、という僕の生い立ちも、多少は関係があるのかもしれない。(僕は五歳から十歳までアメリカで暮らした)
しかしそれ以上に、僕自身が、決定的にアウトフットが苦手だったということが大きい。
つまりは、まったく喋らない子供だったのである。
普通の家庭なら、例えば学校からのかえりみちに 今日学校でどんなことがあったの?んーとねーお友だちのゆうすけ君がねー、なんて会話で盛り上がるのだと思う。
しかし僕にはそんな会話はできなかった。
単純に、友達がいなかったからだ。
母に学校のことを聞かれても、何も答えられない自分がいた。
あれからに十年がたった。
相変わらず、僕はあまり喋らないし、特だん友達も多いわけではない。
だけど、本の少しだけれど、気の会う、大事な友人ができた。
気づけば、あのとき母にできなかった、今日自分の身に起こった話が、出来るようになっていた。
そうしていま、僕はこの文章を書いている。
できなかったことが少しずつ、できるようになっている。
子供の頃のように、少しずつ、成長していっている。