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じんせいはたからばこ

シンプリスト。大好きなものに囲まれた、宝箱のような人生を送りたいと思っています。

コムデギャルソンはアートかビジネスか

先日あるラジオを聴いていて、その番組ではミュージシャンと広告屋が対談していたのだが、そのテーマが、

「コムデギャルソンと川久保玲」であった。

コムデギャルソンといえば言わずもがな、日本が誇るトップファッションブランドであるわけだが、その特徴は洋服なのか、それともアートなのか、一目には判断のつかない装飾性の高いデザインだ。

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2014awより

 

ヨウジヤマモトとともに一度は世界の頂点を極めたブランドであり、20年以上にわたり、世界中のファッショニスタたちから熱い支持を集めているブランドでもある。

ここから、ファッションをめぐる永遠のテーマにして、トップデザイナー最大の悩みである問題について考えてゆきたい。

それは、

ファッションとはアートなのか。である。

言い換えれば、ファッションとビジネスは両立できるか、ということでもある。

 

コムデギャルソンの洋服は現在のコレクションも、過去のものもどちらも人気があり、中には美術品のような感覚で買い求めてる人もいるらしい。

 

ここで、だ。

コムデギャルソンはビジネスの面でみても、服飾デザインの面で見ても、ともに高いレベルで二十年以上に渡り世界展開し続けている。

個人レベルで創業し、ビジネスでもデザイン面でも高い評価を受け続けているブランドは、世界的に見ても多くはない。

ヨウジヤマモトが民事再掲法の適用を受けなければならぬ状況におちいってしまったのとは対照的だ)

その点でいえば、コムデギャルソンはその二つを両立させた稀有なブランドといえる。

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2010ssより

 

その点に関して、デザイナーにしてビジネス面のトップにも立ち、創業者である川久保女史のインタビューを拝見したことがある。

その質問では、あなたにとってファッション(もしくはデザイン)とはアートかビジネスか、というシビアな点について問われた。

しかし彼女は迷うことなくこう答えたという。

「ビジネスね」と。

 

その常識離れのアイデア、センス、クリエイティビティは、我々凡人の理解できるところではないが、アートがアートたる所以は、芸術たる視点を自らに課し、自覚的にアウトプットするという一般的認識から離れたところにあるのかもしれない。